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2006年8月

2006年8月31日 (木)

パーキンソン病治療には電気刺激と薬物の併用療法が効果的

●パーキンソン病治療には、脳への電気刺激と薬物の併用療法が効果がある。

リンク: Electric stimulation improves Parkinson symptoms Reuters.com.

●ドイツの研究者が発表。これまでの研究で、脳に電極を埋め込んで電気刺激を加えると、パーキンソン病の症状改善に効果があることがわかっていた。しかし、この方法による予後が、薬物を用いた場合と比べて良好なのか、また電極の埋め込み手術のリスクとのバランスはどうかなどについては、なお結論は至っていないのが現状である。

●ドイツとオーストリアの156人の患者を対象とした研究で、電気刺激と薬剤の併用療法を行った場合、25%の患者で改善がみられた。しかし、薬剤治療だけを行った78人では、改善がみられなかったという。

●ただし、電極埋め込みを行った患者は3人が亡くなった(原因はそれぞれ手術、自殺、肺炎)が、薬剤治療だけでは1人が亡くなった(交通事故)。

●併用療法は、特にADLの改善に効果があるそうですが、埋め込み術のリスクはかなり高いのかもしれません。

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2006年8月30日 (水)

女子中高生の喫煙は母親の影響

●両親に喫煙・飲酒習慣があると、その子どもが中高生になって喫煙・飲酒する割合は、習慣のない両親の子どもと比べて大きくなる。

リンク: 喫煙、女子中高生 母譲り? : ニュース : 医療と介護 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).

●厚労省の研究班が発表。喫煙する母親をもつ女子の喫煙率は、喫煙しない母親をもつ場合の1.81倍、飲酒では1.66倍、また、父親ではそれぞれ1.3倍だった。また、男子では母親が喫煙・飲酒する場合は1.5倍、父親では1.3倍だった。

●厚労省の研究班が発表。つまり、母親の習慣が子どもに引き継がれるということ。特に喫煙習慣のある母親の、女子への影響は1.8倍と、群を抜いている。

●この結果は心情的にはわかる気がします。しかし、中高生の喫煙は禁じられています。それが悪いこととわかっていても、自分に負い目があるがゆえに注意できないという親の姿は、かなり情けないものです。もっとも、これが現代の一般的な成人像であるかもしれませんが。

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2006年8月29日 (火)

サイダーは身体にいい

●サイダーは身体にいい。英国の研究者が発表。

リンク: BBC NEWS | UK | Scotland | Glasgow and West | Cider 'may have health benefits'.

●サイダーといっても、炭酸甘味飲料ではありません。リンゴを発酵してつくったアルコールのこと。暑い夏の昼下がりにパブでいただくサイダーは、申し分ありません。

●英国の科学者とサイダー生産メーカーが、サイダーの健康への影響を調査したところ、サイダーにはリンゴと同程度のポリフェノールが含まれていて、発酵によっても損なわれないことを発見したそうです。抗酸化物質であるポリフェノールの効果については、よく知られていますが、動脈硬化や脳卒中を防ぐはたらきがあるといわれています。

●東京地方は、本日は残暑厳しいようです。昼下がりのサイダーに、ぜひトライしたいものです。

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2006年8月28日 (月)

看護師は「超売り手市場」

●今年は看護師が不足し、「超売り手市場」になっている。

リンク: 特集ワールド:すごいことに!なっている。 看護師争奪-健康:MSN毎日インタラクティブ.

●その原因は、4月の診療報酬改定で、患者あたりの看護師数が引き上げられたから。以前は1日平均で患者10人に対して看護師1人だったのが、7人に対して1人に改正された。ベッド数1000床の病院では、7人に1人にすることで、1日286万円、年間10億円も収入が増えるという。

●新人看護師の多くは、大学病院や都市部の大病院に集中する。それだけの待遇が準備できるのは、資金力のある病院や、ブランド価値のある病院だけである。結果として地方の中小病院は人材不足となり、遠くない将来には病院はつぶれ、結果として病床数減少になる、と厚労省は考えている(と記事は暗示している)。

●病床数を減らすことが、医療費削減につながる。また、日本の病床数は、医療制度が整備されている諸外国と比較すると、格段に多い。

●病床数を減らすことは必要だろう。しかし、病床数減少によって押し出される患者をどのようにケアしていくか、その理念と制度を十分に検討する必要がある。

●また、新人看護師が増えると、医療事故が増える。新人看護師を雇うのは難しいが、教育することはなお難しい。一般に、看護師の数を増やせば医療の質は上がると考えられているが、それは看護師の教育が十分になされていることが条件である。国はその責任も果たすべきだと思います。

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2006年8月25日 (金)

健診での胸部X線検査、一部廃止?

●健康診断における胸部X線検査(レントゲン)が廃止・制限されるかもしれない。

リンク: 胸部X線検査:「40歳未満は省略」 「5年ごと」検査提言--厚労省検討会-健康:MSN毎日インタラクティブ.

●現在、労働安全衛生法に基づく定期健診では、胸部X線検査が義務づけられているが、これを廃止し、40歳未満では5年ごとに行うことを、厚労省の検討会が提言した。

●胸部X線検査は肺や心臓の形状をみる検査である。戦後の労働衛生のなかで、この検査は主に結核のスクリーニングとして使用されてきたが、現在、結核の罹患は、他疾患との合併症でないかぎり、あまりみられなくなっている。

●健診の技術は進歩し、非侵襲的な方法としては、CTやMRI、PETやSPECTといった技術が開発されている。しかし、どれも高価であり、疾患のスクリーニングには利用できないのが現状である。その一方で、スクリーニングとして利用されてきた胸部X線や胃部X線の有用性は、疑問視されている。

●新たな「健診セット」が提案される日も、そう遠くないかもしれません。

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2006年8月24日 (木)

医療事故を審査する公的第三者機関設置へ

●医療行為中の不審死の原因を究明する第三者機関が設置される。厚労省がこの設置に関して、検討を始めることに。

リンク: 医療不審死、究明機関設置へ : ニュース : 医療と介護 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).

●厚労省は、このような第三者機関をどのようなものにするか、検討を始めることになった。昨年から5年計画でモデル事業を進め、その結果をもとに全国的な第三者機関を設置する予定だったが、患者だけでなく医療者側からも要望が多いため、その計画を前倒しすることになったという。

●モデル事業では、第三者の医師がカルテの分析、医療機関に対する聞き取り調査を行い、さらに法律家を交えた評価委員会が報告書をまとめたうえで、医療機関と遺族にわたしている。

●調査の実施主体はどうするか、費用は公費とするか医療機関がもつかなど、制度全体を考えるそうです。医療事故の報告数が増えているなかで、第三者機関の役割はきわめて大きなものになると思われます。

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2006年8月23日 (水)

地域医療の先駆者、若月俊一先生が亡くなる

●日本の地域医療の先駆者である若月俊一先生が亡くなった。享年96歳。心よりご冥福をお祈りいたします。

リンク: 「農民のために」無医村医療、若月俊一さん死去…96歳 : ニュース : 医療と介護 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).

●戦時中に長野県の佐久病院(現・佐久総合病院)に赴任し、全村民を対象にした健康管理や、出張診療などを行った。若月先生のモットーは「農民のなかへ」だった。

●また、夏になると「農村夏期大学」を開催し、全国の医療者に地域医療・農村医療を啓蒙し続けた。

●佐久でタクシーに乗ったとき、運転手さんが「自分たちの地域には佐久総合病院があり、若月先生がいることを誇りに思っている」と話していたことを思い出す。

●佐久総合病院では、病院で亡くなった方を「裏口」からお送りしない。正面玄関から、堂々とご自宅へとお送りする。その病院では、死とは医学、医療の敗北ではない。患者中心の医療を追求するうえで、これほど象徴的なエピソードはないだろう。

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2006年8月22日 (火)

BMIの信頼度は低い

●BMIの低い人は標準の人に比べて、心疾患で亡くなるリスクが高い。

リンク: Study finds standard "obesity" test badly flawed - Yahoo! News.

●米国の研究者が発表。肥満の指標として最も有名なBMI(Body Mass Index)を用いると、BMIの低い人は標準の人に比べて、心疾患で死亡するリスクが高く、また、BMIの高い人は標準の人に比べて、心疾患に罹患するリスクや死亡率が低くなるという。

●250000人を対象とした40の研究を再評価した結果、これらの結論が導き出されたが、研究者は、「問題はBMIの信頼度にある」という。

●BMIは「体重(kg)÷身長(m)の2乗」で得られる値で、標準体重および肥満度を表わす最も信頼性が高い指標であるといわれている。しかし、身長の低い人は高値になりがちだったり、内臓脂肪の蓄積など実際的な肥満の度合いがわからなかったりと、問題点はこれまでも指摘されていた。なお、BMIはベルギー人が1830~1850年(!)の間につくったものであるという。

●BMIの代わりとなる指標としては、メタボリック症候群で有名になった「腹囲」のほか、腰囲や、腹囲―腰囲比などがある。この記事が掲載された英国の医学誌Lancetの同号には、52か国を対象に行った比較研究で、腹囲―腰囲比が心発作のリスクを最もよく表わした、という研究が掲載されているそうです。

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2006年8月21日 (月)

医師不足対策、本格検討へ

●医師不足を解消するために「新医師確保総合対策」の原案が明らかに。

リンク: 医学部定員を一時増員 : ニュース : 医療と介護 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).

●厚労省、文科省、総務省の3省が検討。医師不足が特に深刻な都道府県に限り、医学部の定員増を認める。医学部の定員増が認められるのは、約20年ぶり。

●各医学部は、卒業後も一定期間、その地域で働くことを条件に、奨学金や特別入学枠を設置する。

●その他の対策として、特に医師が不足している都道府県への補助金のほか、近年急増している女性医師が継続的に働くことができるバックアップシステム、また、以前は大学が担っていた医師派遣・キャリア開発システムを厚労省が再構築すること、などが含まれている。

●とはいえ、大学が学生の卒業後の進路を完全に縛ることはできない。記事では、「地域医療への関心を高めるカリキュラムの開発など」が必要だ、と述べている。

●医師の育成には多くの税金が投入されています。医師という職業を選ぶことは、単に個人の「心の問題」ではなく、公共的な問題とかかわっていることを、しっかりと教えるべきと思われます。もっとも、大人が無茶な論理を振り回す昨今、これと逆の論理を学生に押し付けることは、なかなか難しいかもしれません。

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2006年8月18日 (金)

「咬みタバコ」でも心臓発作のリスクが上がる

●タバコはたとえ「咬みタバコ」でも心臓発作のリスクが高くなる。

リンク: All forms of tobacco harmful: study |Health| Reuters.com.

●タバコと一言でいっても、その摂取方法にはさまざまな方法がある。52の国の、27000人を対象にした研究で、タバコはいかなる形であっても、心臓へのリスクが高くなることが示された。

●カナダの研究者が発表。タバコを摂取する人は摂取しない人に比べて、心臓へのリスクが3倍に増えるという。

●また、タバコをやめた後のリスクの減少は、タバコを摂取していた間の量と関連していることも、明らかになった。つまり、ヘビースモーカーであればあるほどリスクは継続し、20本/日の喫煙者では、禁煙から20年経っても心臓へのリスクは22%も高かった(なお、10本/日のスモーカーでは、5年後の時点でリスクの増加は認められなかった)。

●それでも、リスクが3倍(300%)に比べれば、その数値は格段に低いといえます。

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2006年8月17日 (木)

痩せた女性のダイエットでは、セルライトは悪化する

●セルライトはダイエット、特に痩せた女性がダイエットすると、悪化する。

リンク: BBC NEWS | Health | Cellulite 'worse' after dieting.

●セルライトとは、筋肉と皮膚をつなぐ帯状の線維で、太もものほか、胃にもできる。脂肪や水分などが皮膚の下にたまると、セルライトは大きく固くなり、皮膚にはオレンジの皮様の瘢痕ができる。

●セルライトができるのは、生きているかぎり仕方がないことなのだが、このセルライトを対象にしたエステや美容製品は、後を絶たない。

●米国の研究者によると、29人のダイエットを行った女性を調査したところ、ダイエットによりBMIの高い人、つまり肥満の人ではセルライトの量は顕著に減少したが(17人)、それほどBMIが高くない人では、セルライトは悪化した(9人)という。つまり、痩せている女性がダイエットを行うと、セルライトが悪化する。

●記事によれば、セルライトを治療する方法はありません。ただし、運動と多くの水を飲むことによって、それを減少できることが示唆されています。

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2006年8月16日 (水)

ハーセプチンの心臓へのリスク

●抗癌薬である「ハーセプチン」は心不全など何らかの心疾患を起こすリスクが高く、28%の患者でみられる。

リンク: BBC NEWS | Health | Herceptin 'linked to heart risk'.

●「ハーセプチン」はトラスツズマブという生物由来の抗癌薬で、もともと心臓への副作用があることが知られていた。

●米国の研究者が、心臓への副作用の頻度を調査した。乳癌患者173人が1年間ハーセプチンを服用したところ、49人の患者(28%)で心不全などの心疾患が発症した。

●ただし、ハーセプチン治療をいったん終えた後に、β遮断薬やACE阻害薬といった心疾患に処方する一般的な薬剤を服用したところ、ほとんどのケースで改善がみられたという。

●研究者は、重篤な副作用である心疾患に対するコントロールを十分に行えば、治療効果の高いハーセプチンは安全に利用できる、といっています。

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2006年8月14日 (月)

左利きは右利きより稼いでいる

●左利きの男性は右利きの男性に比べて、多く稼いでいる。

リンク: Yahoo!ニュース - ロイター - 左利きの大卒男性、右利きよりも高給取り=米調査.

●米国の調査から。大卒男性では左利きは右利きに比べて、約26%高い給料をもらっている。

●研究者は、「統計的には意義のある結果だが、この事象を説明できる理論は見つかっていない」と言っている。

●また、このような関係は女性ではみられなかったとのこと。

●一般的にスポーツの世界では、左利きが有利であることが知られていますが、その理由は主として、相手との相性の問題や、新奇性などがあげられますが、本当の理由は別のところにあるのかもしれません。元の記事はこちらです。

リンク: Higher paychecks: a left-handed compliment? - Yahoo! News.

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2006年8月11日 (金)

スタチンは脳卒中のリスクを下げる

●スタチンは脳卒中のリスクを下げる。

リンク: Statin drugs reduce stroke risk?|?Reuters.com.

●スタチンはコレステロールを下げる薬物の1つで、高脂血症(高コレステロール血症)の患者に対して使用される薬である。従来より、この薬が心臓疾患の患者にも有効であることが知られていたが、米国での研究により、スタチンの服用で脳卒中にも有効であることが明らかになった。

●スタチンを服用すると、脳卒中に罹患するリスクは16%下がるという。研究者は医師に、「スタチンは心発作のリスクのある患者に処方するだけでなく、脳卒中のリスクのあるすべての患者に処方すべきだ」としています。

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2006年8月10日 (木)

パーキンソン病と潰瘍性大腸炎の公費補助が見直される

●パーキンソン病と潰瘍性大腸炎の「特定疾患」としての公費補助が見直される。

リンク: パーキンソン病と潰瘍性大腸炎、公費補助絞り込みへ : ニュース : 医療と介護 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

特定疾患として医療費の公費補助が行われている疾患は45疾患にのぼるが、そのうち最も患者数の多いパーキンソン病(パーキンソン病関連疾患)と.潰瘍性大腸炎について、公費補助対象者を重症者に絞ることになった。

●記事によると、「患者数が5万人を超え、「希少な病気」と言えなくなったため」で、厚生労働省は「今後、患者団体から聞き取りなどを行い、具体的な補助範囲を決める」という。

●特定疾患とは、治療が困難で、医療費や介護などの負担が大きく、全国的規模での研究が必要な疾患のこと。医療費の全額または一部を公費で負担している。

●特定疾患の患者は、普通に働いたり生活することが難しい。今後患者はどのように生活を維持し、また家族や介護者はどのように支えていくのだろうか。「自己責任」の安易なロジックでは、対応できない領域である。

●記事によると、「同省疾病対策課は「二つの病気の患者数は今後も増加が予想され、見直さざるを得ない」としている」という。これも安易なロジックである。

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2006年8月 9日 (水)

ポータブルの除細動器(AED)は壊れやすい?

●ポータブルの除細動器(AED)は壊れやすい?

リンク: Safety concerns raised on defibrillators - Yahoo! News.

●米国の研究者が発表。10年間の調査で、5台に1台は修理が必要であり、機器が動かないなどの原因で死亡した患者は全米で10年間に370人にのぼる。

●とはいえ、「機器は何万人もの生命を救っていることは、誤作動のリスクよりも重要だ」と研究者は語っています。

●日本でも公共的な場所でのAED設置は進んでいます。これはあくまで外国製のAEDの状況ですが、日本製のAEDにはもっと信頼がおけるかもしれません(と10年前だったら、自信をもっていえたでしょうが……)。

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2006年8月 8日 (火)

食品のパッケージでアレルギー?

●食品のパッケージなどに含まれるラテックスが、アレルギーの原因となるかもしれない。

リンク: BBC NEWS | Health | Warning over food wrap allergy.

●英国の食品基準局(the Food Standards Agency)が報告。食品の包装やラベルに含まれるラテックスが食品に移り、アレルギーの原因となっている可能性があるという。同局は、安易に結論を導くべきではないとしているが、マウスの実験で、その可能性が明らかになった。

●ラテックスは自然のゴムから抽出された物質で、アレルギーの原因となることが知られている。特に医療従事者では、さまざまな処置等にラテックスでできたゴム手袋を使うことから、手があれたり、その他アレルギー症状が出ることが問題になっている。

●英国ではラテックス・アレルギーに悩む人は人口の1~6%と考えられているが、安全なラテックスレベルに関する規定などはないのが現状であるという。

●日本でもラテックス・アレルギーに関する基準はない。ただし、1999年に医療用具に関しては、添付文書にラテックス・アレルギーに関する注意を表示する義務が定められている。アレルギーの原因として、要注意かもしれません。

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2006年8月 7日 (月)

広末涼子さんのCMが薬事法抵触

●広末涼子さん出演のCMが、薬事法抵触の恐れがあるとして、東京都の指導により、コピーを変更した。

リンク: 広末さん出演のCM、薬事法抵触の恐れ・東京都が指導.

●日本コカ・コーラの飲料「からだ巡茶」のテレビCMのコピー、「広末涼子、浄化計画。」が、「老廃物除去という医薬品のもつ効能があるように受け止められる可能性が高い」とのことで、東京都より6月に指導が入った。7月末からの放映バージョンでは、「広末涼子。気分浄々」になったらしい。

●しかし、なお「浄」という文字が残っていることから、誤解を与える恐れがあるとして、再指導が行われたという。

●薬事法第66条では、医薬品、医薬部外品、化粧品などに関する誇大広告の禁止事項がある。

●実際にそのCMをみても、誇大広告を感じるということは、個人的にはありませんでしたが、このお茶は、漢方調剤薬局と提携してつくられたものなので、その点が厳しく審査されたのかもしれません。言葉の表現だけみれば、化粧品のやダイエット食品などでは、明らかに「誇大広告?」なものがあるように思いますが……。

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2006年8月 5日 (土)

ぼけ防止にカレーが効く?

●カレーが高齢者の認識力の低下に役立つらしい。

リンク: Yahoo!ニュース - 時事通信 - ぼけ防止にはカレー?=シンガポール大が研究-英科学誌.

●シンガポールの研究チームが、60~93歳のアルツハイマー病にかかっていない1010人を対象に調査。半年に1回以上カレーを食べている人は、ほとんどまたはまったく食べていない人に比べて、認識力テストの成績がよかった。

●認識力テストの成績がよかった人は、半年間にカレーを食べていたことをおぼえていた、なんてことでは、まさかないですよね?

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2006年8月 4日 (金)

睡眠時無呼吸で高齢者が脳梗塞に

●睡眠時無呼吸症候群のある高齢者は、脳梗塞になりやすい。

リンク: Severe sleep apnea raises stroke risk in elderly Reuters.co.uk.

●睡眠時無呼吸症候群のある高齢者が脳梗塞になるリスクは、そうでない高齢者に比べて2倍以上になる。

●スペインの研究者が発表。70~100歳の高齢者394人を追跡研究した結果。睡眠時無呼吸症候群の治療には、睡眠時に「持続的陽圧呼吸療法(CPAP)」のマスクをつけるのが一般的ですが、研究者もこの治療を推奨しています。

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2006年8月 3日 (木)

介護記録がネットで閲覧

●グループホームの介護記録が、ネットで閲覧できる。

リンク: グループホームの介護記録、ネットで閲覧可能に・北海道のNPO.

●グループホームの入居者の生活を、遠方に住む家族が把握できるようにするサービスだそうです。

●来年度から本格運用といいますが、情報開示という点からいえば、望ましい取り組みであることは間違いありません。

●理論的には、同じ取り組みは医療にも適用できるはず。つまり、患者が自分の診療記録をネットで閲覧するということも、将来は可能になるかもしれません。もっとも理論的には、あらゆるネットはハッカーによって破られるわけですが。

●ネットを通じて家族の介護記録をみたい人がどれくらいいるのかはわかりませんが、こうした取り組みを行っていること自体に、信用がおかれるのかもしれません。

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2006年8月 2日 (水)

肥満解消ワクチンの開発

●肥満解消ワクチンが開発される?

リンク: BBC NEWS | Health | 'Anti-obesity vaccine' developed.

●空腹などエネルギー消費にかかわるホルモン、グレリンに対する抗体をつくるワクチンが開発され、ラットへの実験で効果が確かめられた。

●米国(と日本)の研究チームが発表。グレリンの抗体をつくるワクチンを3種開発し、ラットに投与したところ、そのうち2つで実際に抗体が発生し、えさの量は変わらないがエネルギー消費が亢進して、体重が減ったという。

●グレリンに関しては、何年も前から、複数の製薬会社がその作用をブロックする薬の開発に着手していた。しかし、結果は芳しくなかった。

●今回の発見の新しいところは、グレリンに対する抗体をつくって、その作用を抑えるということにある。

●ただし、体内に一度抗体をつくってしまうと、それを取り除くことは簡単ではない。ワクチンはリスクの高い薬剤なので、人間用ワクチンの開発には、かなりの時間がかかると予想されます。

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2006年8月 1日 (火)

日本人は内臓脂肪がつきやすい?

●日本人男性は、米国白人男性よりも内臓脂肪がたまりやすい?

リンク: asahi.com: 内臓脂肪、ウエスト同じでも日本男性は米より「多め」.

●日本の男性239人、米国の白人男性177人のウエストサイズを測り、CTで腹部の内臓脂肪などの面積を調べたところ、米国の白人男性のほうがウエストサイズ、体脂肪量で上回っていたにもかかわらず、内臓脂肪は日本人男性のほうが多かった。

●滋賀とペンシルバニアの住民調査から。内臓脂肪がたまりやすいと、糖尿病などの「生活習慣病」になりやすくなるといわれている。研究者は「日本人は一層、肥満に注意する必要がありそう」と語っていますが、人種が違えば身体の機能も違うわけで、こういう情報を判断することは、なかなか難しいと感じます。

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