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2007年7月19日 (木)

厚労省、看護師配置7対1の病院が急増している実態を報告

●厚労省は、看護師1人で患者7人を看護するという「手厚い看護師配置」(7対1)を導入した医療機関が、今年5月の時点で前年の2.8倍に増加し、病床数は3.6倍の16万2730に急増したとの調査結果を発表した。

リンク: 診療報酬改定:国立大学病院で手厚い看護師配置急増-医療:MSN毎日インタラクティブ.

●そもそも7対1という看護師配置の診療報酬は、手厚い看護体制による在院日数短縮を意図していました。この意図は十分に理解できるものであり、ケアを行う看護側にとっても、またよい医療を受けたいと思う患者側にとっても歓迎すべきものでした。

●しかし、皮肉なことにこの政策は、国立病院を中心とする大病院が看護師を大量採用するという事態を招き、その結果、中小病院が深刻な看護師不足に陥るという結果を生じてしまいました。

●厚労省は、今年のはじめにはすでに、診療報酬の次期改定(2008年)で、7対1の配置基準を、看護必要度の高い病棟に限るという新たな方針を打ち出しています。しかし、すでに実施されているこの政策によって、中小病院は大きな打撃を受けていますし、一度離れた人材を取り戻すことには、さらにコストがかかります。

●よい医療を行うには人的資源が必要であり、そのためのコストがかかりますが、医療費削減をめざす政府には、そのコストを捻出する余裕がありません。こうした難しい状況のなかで、厚労省はさまざまな施策を打っているわけですが、近年の施策、たとえば介護保険事業や、療養型病床群の扱いといった問題をみると、どこか見切り発車的なところがあるのが気になります。いたずらに現場と利用者の混乱を招くことがないような、慎重な施策が必要です。

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