奈良で再び妊婦受け入れ拒否
●奈良県内で救急搬送された妊婦が、奈良県と大阪府など9病院で受け入れを断られ、救急車内で死産した。昨年には同じ奈良県で、公立病院で分娩中に意識不明になった妊婦が、病院を「たらい回し」にされた結果、搬送先の病院で死亡している。
リンク: 受け入れ拒否 死産 : ニュース : 医療と介護 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).
●以上のニュースに関して、国立成育医療センターの医師が、「9病院から断られたと聞いても、特に驚かない」と述べています。
●背景には、地方のみならず都市部でも、出産を扱う医療機関および産婦人科医が減少していることがあります。こうした状況が生じてきた要因は、非常に複雑です。
●日本の医療は、比較的安価な保険料を支払えば、全国どこでも医療を受けられるという国民皆保険制度です。このニュースが示すことは、誰もが国民皆保険制度による医療を享受することはできなくなっている、ということではないでしょうか。
●出産にかかわる訴訟が増えていることも、産婦人科医減少の一因ともいわれています。産婦人科医がいないこと、産科医療を行う医療施設が減っていることで、現場が混乱しています。それを改善するのは、もはや行政の責任であることは間違いありません。
●厳しい現状を追認するばかりで、積極的な問題解決を行っていなかった(と当然みなされるであろう)責任、生命を失わしめた責任を、奈良県や政府に対して、厳しく問うべきであると思います。厳しく問うことによってこそ、現実的な議論が可能になるのではないかと思います。
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