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2010年11月27日 (土)

心肺蘇生法新指針,BLSは心マのみで可:[医療解説] 救命措置 新指針… まず心臓マッサージ : 医療大全 : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞)

リンク: [医療解説] 救命措置 新指針… まず心臓マッサージ : 医療大全 : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞).

(以下引用)

 心臓と呼吸が止まった人に対する救命措置(心肺蘇生法)の指針が4年ぶりに改定された。一般市民が行う場合には、両手で胸を押す心臓マッサージ(胸骨圧迫)を優先し、口と口をつけて息を吹き込む人工呼吸は必ずしも行う必要はないとされた。(藤田勝)

子供の窒息など人工呼吸有効

 指針は救急の専門家による「国際蘇生連絡委員会」の勧告に従い、日本救急医療財団と日本蘇生協議会による委員会が作成し、10月に公表された。

 一般市民が心肺蘇生を行う際には〈1〉まず、倒れた人の肩を軽くたたきながら大声で呼びかける〈2〉反応がなければ、周囲の人に119番通報や、心臓に電気ショックを与える自動体外式除細動器(AED)を持ってきてもらうよう依頼する〈3〉正常な呼吸がない場合には直ちに胸骨圧迫を開始する。心臓は胸のほぼ真ん中にあり、両手を重ねて胸の中央を繰り返し強く押す。

 従来の指針は、できるかぎり最初に人工呼吸を2回行い、その後に胸骨圧迫を30回と人工呼吸を2回、交互に繰り返すよう定めていた。

 新指針では、最初の人工呼吸は行わず、ただちに胸骨圧迫を始めるよう改められた。人工呼吸ができないか、ためらわれる場合には、その後も胸骨圧迫のみを続ければ良いとされた。

 人工呼吸は省略してもよくなった分、胸骨圧迫はより強く速いテンポで行うよう改められた。強さは、胸骨の沈む深さ(成人の場合)が従来の「4~5センチ」から新指針では「少なくとも5センチ」に。テンポは1分間に「約100回」だったのが「少なくとも100回」に変更された。

 消防庁の統計では、救急搬送された人のうち、一般市民による応急処置を受けていた人は半数に満たなかった。一方、最近の研究で、一般市民では、胸骨圧迫だけでも患者の回復度合いに差はないことがわかった。このため新指針では、手順を簡略化する代わりに積極的に行ってもらう方が効果的と判断された。

 心停止後の迅速な救命措置は生存率を1・6倍高めるとの研究もある。指針作成委員の一人、救急振興財団・救急救命九州研修所教授の畑中哲生さんは「本来は人工呼吸もやってほしいが、慣れない人では空気が入っていかないこともあるし、人工呼吸を嫌がって救命措置をしないことも考えられる。それなら、せめて胸骨圧迫だけでもしっかりやってほしい」と説明する。

 子供(1歳~中学生程度)の場合は、おぼれたり物をのどにつまらせたりして心停止に至ることが多く、人工呼吸が非常に有効だ。保護者や保育士、教員などは、医療従事者と同様に、胸骨圧迫と人工呼吸を組み合わせた心肺蘇生法を学ぶように勧めている。

 また、AEDの使用では、子供用パッドを用いる対象を従来1~8歳未満としていたのを、未就学児(およそ6歳)以下と変更。小学生以上は大人用とし、現場で混乱なく使えるようにした。子供用パッドがない場合には未就学児でも大人用を使える。

(2010年11月25日 読売新聞)

肋骨よりも命を優先。

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