カテゴリー「外科」の10件の記事

2011年1月19日 (水)

B 米国の外科医で16人のうち1人は自殺を考えたことがある:One in 16 U.S. surgeons consider suicide: survey | Reuters

リンク: One in 16 U.S. surgeons consider suicide: survey | Reuters.

米国の外科医で16人のうち1人は,自殺を考えたことがある。原因はバーンアウトと医療事故らしい。

One in 16 U.S. surgeons consider suicide: survey
5:32pm EST
By Frederik Joelving

NEW YORK (Reuters Health) - A considerable number of U.S. surgeons struggle with thoughts of suicide, according to a new survey that highlights burnout and past medical errors as possible reasons.

Researchers found more than 6 percent of surgeons had thought about killing themselves within the past year. Among those aged 55 to 64, the number was three times higher than the national levels for that age group.

"What we are seeing through this work is that there is a high amount of burnout and stress among America's physicians, with potentially serious consequences for both physicians and their patients," said Dr. Tait Shanafelt of the Mayo Clinic in Rochester, Minnesota, whose findings appear in the Archives of Surgery.

"It isn't necessarily that having thoughts of suicide endangers patient health," he added, "but some of the same root causes, particularly burnout, do appear to have a strong relationship with quality of care."

In a survey published last year, Shanafelt's team found surgeons who reported high degrees of emotional exhaustion on the job also had higher odds of making major errors when they dealt with patients.

They used the same survey, based on responses from more than 7,900 physicians, for the current study.

While younger surgeons had rates of suicidal thinking that were similar to those in the general population -- between 6 and 7 percent -- those older than 45 were at increased risk.

At 55 to 64 years, for instance, 7 percent of surgeons had considered suicide in the past year, compared to about 2 percent of the general population.

Only about a third of the surgeons who received the survey responded, but Shanafelt said that was unlikely to influence the results much.

Doctors who felt burned out, or said they'd made a "major medical error" in the past 3 months were more prone to suicidal thoughts.

While depression also played a role, it didn't explain the effect of burnout.

"We've known for some time that physicians are at a greater risk for suicide than other professions, although why that is has never really been understood," Shanafelt told Reuters Health.

Married surgeons, and those working in large university-based medical centers, were at lower risk for suicidal thoughts.

The new findings also show that only a fourth of the troubled surgeons had sought professional help -- most said they hadn't done so out of fear that they would lose their medical license.

Instead, some chose to self-prescribe antidepressants or have friends do it for them, Shanafelt said.

According to the National Institutes of Mental Health, there were about 11 suicide deaths per 100,000 Americans in 2007.

"We fear for the '80-hour work-week' generations of surgeons now coming into practice," two surgeons at the University of Pittsburgh commented in the journal.

"We are human, to err is inevitable, and suicide is not the right answer for those tormented by the expectation of perfection."

SOURCE: bit.ly/f50r53 and bit.ly/gOMRz3 Archives of Surgery, January 17, 2011.

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2007年2月22日 (木)

乳がん、大腸がんのリスク、がん告知、赤ちゃんポストの続報

●ニュースをいろいろ。まず、日本人で乳がんのリスクが高い女性は、高身長、未出産、初潮が早かった女性だそうです。

リンク: 高身長・未出産の女性、乳がんリスク高い…厚労省調査 : ニュース : 医療と介護 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).

●これらのリスク要因は、どれも生来の要素が強く、なかなか予防には役立ちそうもありません。心当たりのある方は、早め早めの検診が必要です。一方、男性で運動や肉体運動などで体をよく動かす人は、ほとんど体を動かさない人に比べて、大腸がんになるリスクが低くなるそうです。

リンク: よく運動する男性、大腸がんリスク3割減…厚労省調査 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).

●体を動かすと、肥満などのリスク因子を減らすことができるほか、腸の発がんにかかわる生理活性物質を少なくする効果があるとのこと。運動は、今日からできるがん予防といえます。

リンク: がん告知:衝撃少ない告知を 全国で医師対象に講習会--新年度から-健康:MSN毎日インタラクティブ.

●がん患者の精神的ケアを専門とする日本サイコオンコロジー学会が、医師を対象に、よりよいがん告知を行う講習会を行うそうです。すでに告知技術の習得のためのテキストができているとのこと。がんの告知は、医師にとっては臨床では日常的な問題ですが、患者には非日常的で大きな問題です。こうしたギャップを埋めることに役立つことが、期待されます。

リンク: 赤ちゃんポスト:熊本市が設置許可へ-健康:MSN毎日インタラクティブ.

●最後に、熊本の病院で設置を申請していた「赤ちゃんポスト」に、設置許可が下りるようです。これから国と最終調整するそうですが、法律上の問題はクリアできたとしても、実際の運用ではいろいろと問題が出てくるかもしれません。個人的には、赤ちゃんポストはよいことだと思っています。世の中には、やってみなければわからないことも、多々あるものです。

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2007年2月 9日 (金)

麻酔薬はアルツハイマー病を引き起こす

●手術中の麻酔薬は、アルツハイマー病につながる可能性がある。

リンク: Lab studies link anesthetics to Alzheimer's risk - Yahoo! News.

●ある種の術中の麻酔薬が、アルツハイマーの原因といわれるタンパク質、βアミロイドを集積させる可能性が、実験で明らかになった。

●米国の研究者が発表。これまでも、麻酔薬がアルツハイマーの引き金になる可能性は示唆されていたが、今回の調査では、実際に麻酔薬を使って、実験を行っている。

●研究者によると、吸入式麻酔薬であるイソフルランやハロタンは、引き金となる可能性が高い一方、静脈注射のプロポフォールやチオペンタールでは、影響は少ない。

●イソフルランでは曝露後10~30時間にわたってβアミロイドの生成が亢進し、その度合いはβアミロイドの大きさやガス濃度によっていた。プロポフォールは曝露後48時間の間、影響がみられたが、チオペンタールでは生成がみられなかった。

●研究者は、麻酔薬と認知症との関連性はこれまでも指摘されていたが、疫学的調査は初めてであると言っています。

●もちろん、麻酔薬がなければ大きな手術はできず、大きな手術をしなければ、アルツハイマー病になる前に命を失う可能性もあります。麻酔薬の影響については、これまでにもさまざまな指摘がなされています。患者としては、そのリスクを知っておく必要はあるかもしれません。

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2006年11月22日 (水)

喉頭癌への新しい治療法

●喉頭癌の治療は、放射線治療から、レーザー+冷却アブレーション療法へ。

リンク: Laser therapy for laryngeal cancer helps save voice?|?Health?|?Reuters.com.

●喉頭癌はノドにできる癌で、声帯が傷つくことにより声が失われる場合が多い。飲酒や喫煙習慣がある男性に多いといわれている。

●これまで喉頭癌の治療は、外科的切除や放射線治療が一般的であった。しかし今後は、レーザー治療と冷却アブレーション(患部を急速冷却して組織を破壊する方法)を組み合わせた療法が、標準になるかもしれない。

●放射線治療には副作用が大きいという問題があったが、レーザー治療では副作用が少ない。また、冷却アブレーションと組み合わせることで、声帯を保持することに役立つのだという。

●カナダの医師が発表。レーザー治療+冷却アブレーション療法を20人の患者に対して行った。追跡調査では、無病期間は平均32.6か月だった。また、この療法では声帯機能の保持に有意な改善がみられたという。

●日本でも喉頭癌にレーザー治療を行うケースが増えているようですが、冷却アブレーションと組み合わせるという新しい療法は、技術的・コスト的には難しい点があるにせよ、これからの標準的治療になる可能性があるようです。

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2006年11月16日 (木)

中国での移植ビジネスが規制される

●中国で臓器移植ビジネスの要件が厳しくなりそう。

リンク: 中国“移植ビジネス”禁止 : ニュース : 医療と介護 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).

●中国の医療機関が臓器移植を望む外国の患者を募り、中国国内で手術を行うことが禁じられる見通しに。

●ただし、「特定の手続き」がある場合には、外国患者の臓器移植を一部容認するというが、具体的な条件は明らかになっていない。

すでに中国では、臓器売買を禁止する規制が施行されているが、こうした方針の背後には、臓器が外国人に流れて国内で移植を必要とする患者に行き渡らないこと、さらに、臓器移植の実態がグレーであり行政として把握する必要があること、などが考えられます。

●日本から中国に渡って移植を受ける人も多く、実際に中国の医療機関で、日本人向けのウェブ広告を出しているところもあります。

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2006年11月 4日 (土)

病気の腎臓を摘出、そして移植?

●生体腎移植に関する臓器売買が明らかになった宇和島徳洲会病院で、病気のために摘出した腎臓を、別の患者に移植したケースが11件あったことが明らかに。

リンク: Yahoo!ニュース - 読売新聞 - 病気で摘出の腎臓移植…宇和島徳洲会病院で11件.

●詳しいことはわかりませんが、他の腎移植医によると、病気の腎臓を移植することは「医学的に」はありえないそうです。この病院では、腫瘍のある腎臓を摘出、腫瘍を除去したのち、別の人にその腎臓を移植するなどのケースがあったそうですが、たしかに、腎臓は摘出の必要があったから摘出したわけで、よくわからないことになっています。

●医師と提供者、患者の間で何らかの話し合い、合意があってのことと推察され、一概に批判すべきことかどうかもわかりません。しかし、少なくとも、1件の不正な移植をやすやすと見逃しているという瑕疵があるかぎり、疑いの目をもってみられても仕方がありません。さてその真相は?

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2006年10月27日 (金)

顔面移植、記憶なくしても帰れる理由、ツボの世界基準

●英国で、顔面全体を移植する手術が行われる見通し。

リンク: 顔面全体を移植へ…世界初 : ニュース : 医療と介護 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).

●当ブログで追っている(?)顔面移植のニュース、おそらく世界で3件目です。

●本人や周囲への心理的ケアが必要になるのでは、といわれていますが、中身は以前と同じ人なのに、顔はまったくの別人というのは、かなりおもしろいです。自分がものすごく男前の顔になったらとか、逆に女性になったらとか、考えてしまいました。

●今日はめずらしく、おもしろいニュースがいろいろとありました。

リンク: “記憶なくても家に帰れた”、道順記憶の脳内ナビ : ニュース : 医療と介護 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).

●道順を記憶している脳の神経細胞があることが明らかに。酒を飲みすぎて記憶をなくしたが、ちゃんと自宅に帰っていたという能力は、どうもこの神経細胞のおかげらしい。

●ニホンザルを対象に研究を行ったところ、特定の行き先を目指しているときなどだけに活動する神経細胞が、頭頂葉内側部にあることがわかったという。

●記憶をなくしても家に帰れた場合など、「いや~、身体が覚えているんだね」なんて言っていましたが、脳が覚えていました。

リンク: ツボに世界基準…はり・きゅう、日中韓で食い違い : ニュース : 医療と介護 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).

●日中韓で異なるツボの位置が、国際的に統一されることに。WHOが統一基準を決定する。

●WHOは1989年に361のツボの名称を統一したそうですが、当初位置が食い違っていた92のツボは、その後の検討で6か所になったそう。これらを統一するのだそうです。

●読売新聞から三連発でした。

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2006年9月15日 (金)

心臓手術の死亡リスクは、手術件数の少ない病院ほど高い

●心臓手術では、実施件数が少ない施設ほど、治療成績が悪い。

リンク: 心臓手術、病院間で格差…死亡率2倍のデータ : ニュース : 医療と介護 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).

●日本胸部外科学会が、572施設で2001~2004年に行われた21万件の手術データをもとに、年間手術件数と、術後30日以内の死亡率の関係を分析。

●手術100件あたりの死亡率(人)を、年間49件以上手術を行っている施設と、15件以下の施設を比べると、以下のとおりになった。

・冠動脈バイパス術 1.6人(49件以上)→3.8人(15件以下)

・弁膜症手術     2.4人→5.3人

・動脈瘤手術     8.9人→18.2人

●手術件数と治療成績の相関関係が、国内のデータで検証されたのは初めてで、手術件数による診療報酬の評価(2002年に導入したが、今年いったん廃止になった)にも影響を与えそう。

●外科手術は職人の世界。手術を多く経験している病院・医師ほど、安全であるのは当然かもしれません。

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2006年4月19日 (水)

世界で2例目の顔面移植

●中国で、世界で2例目の顔面移植手術が行われた。

リンク: New Scientist Breaking News - World's second face transplant performed in China.

●昨年、犬に顔面を食べられてしまったフランス人の女性への、顔面の移植手術が行われ、順調に経過しているというニュースについては、すでにお伝えした。

●今回は、新たに中国で、同様の顔面移植が行われた。今のところ組織の拒否反応は起こっていないという。

●移植を受けた人は、30歳の農夫で、クマに襲われて顔面の組織を失ったのだという。脳死のドナーから。

●詳しくはリンク先の写真を参照のこと(食事中の人はやめたほうがいいかも)。一目でどこがどうなったのかがわかります。また、移植は必要だということも、よくわかります。ほとんど「ブラックジャック」の世界ですが。

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2006年2月15日 (水)

顔を犬に食べられてしまった女性

リンク: Face Transplant Patient Displays Features - Yahoo! News.

●昨年11月、犬にかまれて鼻や唇を失ったフランスの女性に、世界で初めて、脳死のドナーから提供された顔面の移植が行われた。

●その女性が、初めてテレビカメラの前に立った。「手術以来、私はみなさんと同じような顔をもつことができました」と語るのは、イザベルさん38歳。その表情は、リンクをクリックしてください。

●手術前、イザベルさんには唇がなく歯が露出していて、鼻もほとんどなかった。食事の際には食べ物が口からこぼれてしまい、人の前では怖がらせないように、手術用マスクをしていた。

●唇を大きく動かすことはできないが、言葉はもちろん、食事に支障をきたさないそうである。素晴らしい技術の進歩。

●ただ、イザベルさんの皮膚の色が移植片とは異なるようで、化粧をしても移植したことはわかってしまうらしい。

●なお、イザベルさんの顔を食べてしまったラブラドル・レトリバーは、安楽死となったそうです。

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