カテゴリー「小児科」の19件の記事

2011年2月 9日 (水)

B 4か月以前に固形食を始めた赤ちゃんは肥満になりやすい:Study Links Infant Obesity With Starting Solid Foods Early - WSJ.com

リンク: Study Links Infant Obesity With Starting Solid Foods Early - WSJ.com.

4か月以前に固形食を始めた赤ちゃんは,4か月以降から固形食を始めた赤ちゃんに比べて,3歳までの時点で肥満傾向が現れやすい。ただし,母乳栄養で育てた赤ちゃんでは,この傾向はみられない,とのことです。

WASHINGTON (Dow Jones)--Starting solid foods too early among certain infants may increase the risk of becoming obese by three years of age, according to a study by Harvard researchers.

The study, published online Monday in the journal Pediatrics, found formula-fed infants who were given solid foods before they were four months old were far more likely to be obese at age three, compared to babies introduced to solid foods after age of four months.

However, among breastfed infants there was no association with the timing of solid-food introduction and obesity.

Susanna Huh, one of the study's researchers and a gastroenterologist at Children's Hospital in Boston, said the study backs guidelines set by the American Academy of Pediatrics that recommend introducing solid foods when infants are between four and six months old.

Data from the Centers for Disease Control and Prevention show that while 75% of women report breastfeeding their newborn children, only about one-third of women are exclusively breastfeeding their children when they are three months old.

Huh said that holding off the introduction of solid food until babies are at least four months old is one way parents can reduce the risk of their infants becoming overweight.

The solid-food study involved 847 children who are part of a broader study known Project Viva which enrolled more than 2,000 Massachusetts women who became pregnant between 1999 and 2002 in order to study the health of children born to those women.

One facet of the study is to look at factors that contribute to childhood obesity. Previous findings from Project Viva, primarily funded by the federal government and the March of Dimes, showed that the more weight women gained during pregnancy the heavier their children were likely to be at three years of age.

For the current study, researchers used data collected from a questionnaire that asked mothers about the timing of the first introduction of 10 solid foods such as cereal, vegetables, fruit, peanut butter, eggs, meat and sweets. Women were also asked about breastfeeding and formula feeding.

Among the 847 babies, 67% were breastfed and 33% were formula fed at the age of four months. Researchers then looked the timing of solid-food introduction and they obtained information on height and weight through the age of three years, as well as a gauge of fat measured using skin folds, to see if solid-food timing had any impact on obesity risk.

They found that formula-fed babies given solid food before they were four months old had a six-fold increase in the risk of becoming obese compared to babies introduced to solid food after four months.

Reseachers found that 7% of breastfed babies were considered obese at age three--or having a body-mass index at or greater than the 95th percentile on children's growth charts--compared to 13% of formula-fed children. Being overweight as a child is a major risk factor for being overweight or obese as an adult.

About one-third of mothers who were giving formula to their babies started solid foods before their babies were four months old, compared to 8% of mothers in the breastfeeding group. About 17% of children in the breastfed-group were given solid foods after six months compared to 9% of the formula-only group, suggesting that formula-fed babies were started on solid foods earlier than breastfed babies.

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2007年12月10日 (月)

原子力発電所の近くに居住する子どもでは,がんの発症率が高くなる?

●原子力発電所のそばに居住する子どもでは,白血病などのがんになるリスクが高くなる?

リンク: Child cancer risk higher near nuclear plants: study | Health | Reuters.

●ドイツの新聞が報道。ドイツ・マインツ大学の研究による。報告自体は,まだ明らかになっていない。

●記事によると,1980~2003年の間に原子力発電所の半径5kmに居住する37人の子どもが,白血病を発症した。一方,その期間の別の地域における統計学的な数値では,発症者は17人だったという。

●別の専門家は,研究は半径50kmに拡大して行うべきで,5kmというこの報告では,問題は正確に捉えられていないと述べています。

●ドイツでは,環境大臣がこの報告を精査することを明言しているそうです。なお,ドイツでは2020年までにすべての原子力発電所を閉鎖することが決定しているそうです。

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2007年9月10日 (月)

子どもの頃にテレビを毎日2時間以上みると、10代で注意力の低下といった問題が起きる

●1日に2時間以上テレビをみている子どもは、青年期になって、注意力散漫などの問題を生じるリスクが高くなる。

リンク: Too much TV ups kids' risk of attention problems | Health | Reuters.

●ニュージーランドの研究者が発表。1972年と1973年に生まれた1,037の男女を対象に、5歳から15歳までを追跡調査した。

●子どもたちは平均で、5~11歳では約2時間、13~15歳では3.13時間のテレビをみていた。

●若年期にテレビを2時間以上みている子どもでは、10代になって注意力に関する問題を生じるようになり、3時間以上みている子どもでは、リスクはさらに高くなったという。

●この原因について、研究者らは、まず、テレビをみることには多くの注意力が必要となるが、これに慣れると、教室では退屈さを感じるようになってしまうこと、さらに、テレビをみることで、読書やゲームをするといった注意力や集中力を養うスキルを向上させる他の活動をしなくなってしまうこと、を指摘しています。

●研究者は、「私たちはテレビをみるなと言いたいのではなく、テレビを見過ぎてはいけない、と言いたいのです」とコメントしています。

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2007年5月15日 (火)

猫を家で飼うと、子どもはアレルギーになりやすい

●2歳までに猫に接すると、動物アレルギーになる可能性がある。

リンク: Exposure to cats in infancy may boost allergy risk | Health | Reuters.

●2歳までに猫のアレルゲンに高度に曝露した子どもは、動物アレルギーになる確率が高くなる。ただし、6歳の時点では感作のリスクは減少する。

●ドイツの研究者が発表。子どもの猫アレルギーについては、小さな頃に猫に接すると猫アレルギーになるという複数の研究がありますが、その一方で、かえって猫アレルギーにはならないのだという研究もあります。

●研究者は、こうした見解の混乱の原因は、アレルギーを子どもの「ある一時点」においてのみ、みているからと考え、2166人の子どもを6歳まで追跡研究しています。

●生後3か月でハウスダストを収集し、2歳、6歳の時点でアレルギーが発現しているかを検索したところ、ハウスダストに猫アレルゲンが多量に含まれていた場合、2歳の時点ではアレルゲンに感作していましたが、6歳の時点ではアレルゲンへの曝露と、感作・アレルギー発現に関連性がみられなくなっていたそうです。つまり、猫アレルギーは2歳では発現するが、6歳では発現しなくなるいってよいようです。

●また、猫アレルギーのリスクが高い子どもは、家では猫を飼っていないが、動物と接触する機会が多い子どもであって、特に、親が何らかのアレルギーをもっている場合には、アレルゲン感作しやすくなるそうです。

●研究者や、次のように語っています。「アレルギー疾患の家族歴が、子どもがアレルギー疾患になるかどうかを決定する最も重要な要因である。親がアレルギー歴をもっている場合、家では猫は飼うべきではないし、野外で動物に触れることも避けたほうがいい」。気をつけましょう。

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2007年3月16日 (金)

子どもを肥満にしないためのコツ

●小さな記事ですが、子どもを肥満にさせないための、親の心得です。

リンク: Health Tip: Prevent Obesity in Your Child - Yahoo! News.

●米国家庭医協会が発表したものです。

・子どものお腹がすいていないときは、無理やり食べさせない。お腹がいっぱいなら、お皿は下げてしまう。

・ご褒美として食べ物を与えない。また、機嫌をとるために食べ物を与えない。

・健康的で、バランスのある食事を与える。ファストフードは週一度に。

・テレビをみる時間を制限すし、外で遊ぶなど、身体を使って遊ぶように促す。

・子どもが定期的に運動できるようにして、子どもが大人になっても運動を続けられるようにする。

●一度肥満になると、改善するのはなかなかたいへんです。子どもの場合はなおさらのこと。どうぞご参考に。

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2007年3月 6日 (火)

ストレスが子どもの脳にダメージを与える可能性

●大きなストレスは、子どもの脳にダメージを与える可能性がある。

リンク: BBC NEWS | Health | Stress may 'damage child brains'.

●記憶や感情に関与する脳の一部が、PTSD(外傷後ストレス障害)の子どもでは、縮小していることを、米国の研究者が発見した。

●その部分は脳の海馬で、海馬が小さくなることで、ストレスに対処することが難しくなったり、不安が増強したという。

●また、PTSDの子どもでは、ストレスに関与するホルモン、コルチゾールの血中濃度が高いこともわかった。動物での実験によると、コルチゾールは、海馬の細胞を殺してしまうことがわかっている。

●つまり、血中のコルチゾール濃度が上昇する→海馬の働きが弱まる→不安が増強するというメカニズムになっているらしい。

●研究者は、「PTSDの一般的な治療法は、トラウマになっている出来事を、患者に“語ってもらう”方法がある」が、「その出来事によるストレスが脳の一部に影響して、情報を処理すること、そしてそれらの情報を物語化することを阻害しているのであれば、そのような治療法は、効果的とはいえないかもしれない」と述べています。

●なお、ここでいう「ストレス」とは、宿題をしなければならないとか、親に怒られるといった日常的で小さなものではなく、虐待を受けた、暴力的な出来事をみたといった大きなストレスのことです。

●この研究を受けて、今後の関心は、小さくなった海馬がPTSDを予告するものなのか、それともPTSDの結果なのかということに移るだろうと、記事では述べられています。

●ストレスなどで「身が縮むような思い」をするといいます。たしかに、脳は縮んでいるのかもしれません。

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2007年2月19日 (月)

自閉症に共通する2つの遺伝子変化

●自閉症には、2つの共通する遺伝子の変化がある。

リンク: International study finds new autism genetic links | Health | Reuters.

●19か国の研究者が行った5年の追跡研究から。2人以上の自閉症の子どもをもつ1168の家族からDNAサンプルをとり、それらの遺伝子的な類似性を検討したところ、自閉症に関与していると思われる遺伝子の変化が2か所(neurexin 1、chromosome 11)、みられたという。

●自閉症は、遺伝的要素と環境的要素があいまって発症すると考えられているが、その90%は遺伝的要素であるという見解もある。

●研究者らは、この発見によって、遺伝子診断から発症の可能性を予測できるとともに、自閉症の治療の重点を、遺伝子変化を是正する薬剤の開発へと移すことができると述べている。

●患者グループや医師のなかには、この研究が偏っているとみる人もいるようですが、今回の研究は、19か国120人の研究者が参加した大規模なもので、信頼性はかなり高いようです。

●日本では、1000人の子どもの1~3人程度が自閉症であるといわれていますが、米国では、150人中1人が自閉症であると報告されています。日本での実態はともかく、効果的な治療法につながることが期待されます。

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2006年12月26日 (火)

おもちゃで子どもが難聴になる可能性

●おもちゃが発する音で、難聴になる可能性がある。

リンク: Parents advised to limit kids' use of noisy toys?|?Health?|?Reuters.com.

●英国の研究者が、子ども用玩具が難聴を引き起こす可能性を調べるために、英国でポピュラーなおもちゃ15個について、その発する音を調査した。

●調査によると、マイクから25cm離した場合、子どもの聴覚に影響を与えないとされる85dBを超えるおもちゃは7つに過ぎず、耳元を想定した距離(マイクから2.5cm)では、何と14のおもちゃが該当したそう。

●最も悪影響があると予想されるのは、おもちゃの銃で、25cm離して120~140dB、2.5cmだと130~143dBに達したという。140dB以上では、すぐに聴力にダメージを与える可能性があるそうです。

●研究者は、玩具を耳元で遊ばないようにすること、1日に1時間以上遊ばないことを忠告しています。また、「私の子どもだったらおもちゃの銃では遊ばせない」とも言っています。

●日本の玩具は、「欧米先進国にも例がないほど厳しい」という安全基準として「STマーク」という制度があるようです。たしかに見覚えがあります。ただし、音に関する基準は設定されていないようです。その他の基準があるのでしょうか?

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2006年11月10日 (金)

赤ちゃんポスト設置への賛否

●熊本の病院が「赤ちゃんポスト」(正式名称は「こうのとりのゆりかご」)を設置することになった。

リンク: 養育できない新生児受け入れ、病院に「ポスト」設置へ : ニュース : 医療と介護 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).

●親が養育できない新生児を、病院が預かるシステムで、病棟の外壁に設けた穴(窓口)に、新生児が置かれると、センサーが感知してナースステーションに連絡がゆく。その後、警察や行政と相談ののち、乳児院に預けたり里親に出したりする。また、親が思いなおして引取りを望むことを想定して、窓口には連絡先を記載した文書を置く。

●病院は、「中絶や置き去りなどで子どもの命が失われることを防ぎ、同時に中絶でダメージを受ける母親を救うためにできることをしたい」と話している。警察も、生命を守るための措置で問題はない、と話しているという。

●腎移植の問題もそうですが、なにやら微妙な問題が続きます。ニュースとしては、事実を伝えた後、「しかし~という懸念もある」と続くのが特徴的です。

●この問題に対する一般の多くの人の声は、「無責任すぎる」「子育ての放棄を助長する」など、否定的なものが多いようです。

●大切なことは、①子どもはすでに生まれているということ、②「世の中にはいかなる理由にせよ、子どもを育てられない人がいる」ことを認めること、ではないかと思います。

●この制度はドイツですでに行われていて、年間1000人の赤ちゃんがポストに置かれるそうです。以前このニュースを聞いたとき、「へえ」と思いましたが、日本で定着するでしょうか? 

●100人の人間がいれば、100通りの価値観、生活観があります。そのことは概念的には了解していても、この国では何か問題が発生すると、「問題のある人」対「残りの人」という対立が生じます。自分と違う価値観、生活観の人間を認められないということが、この国の抱えている根深い問題であるように思います(このことは、「いじめ(傷害・恐喝)」の問題にもかかわります)。

●なお、個人的には「こうのとりのゆりかご」という名称は、「赤ちゃんポスト」という名称に変えるべきだと思います。「いじめ」は「傷害・恐喝」、「援助交際」は「売春」。事柄と言葉をできるだけ一致させるべきです。

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2006年10月19日 (木)

ヨーグルト(発酵乳)にはアレルギー抑制効果がある?

●ヨーグルトに含まれる成分には、幼児の食物アレルギーを防ぐ働きがある。

リンク: BBC NEWS | Health | Fermented milk 'cuts allergies'.

●発酵乳の一種であるケフィア(東欧でつくられている発酵乳=ヨーグルト)には、アレルギー反応を抑制する成分が含まれている。

●食物アレルギーは原則的に、アレルギーを引き起こす物質を摂取しないことが重要であるが、ケフィアを摂取することで、アレルギーの抗体の1つであるIgEを阻害することができるという。IgEは、病気を引き起こすメカニズムを不活化する免疫反応にかかわっているが、アレルゲン(アレルギーを引き起こす物質)が存在すると、細胞にヒスタミン放出の命令を出し、その結果、気道などに炎症を生じる。

●実験では、発酵乳をマウスに与えると、卵白アルブミンに特異的なIgEが減少した。卵白アルブミンは、幼児のほとんどのアレルギーの原因となるタンパク質である。

●研究者は、ケフィアに含まれる何らかの成分(バクテリアか生物活性ペプチド)が含まれていて、将来的に医薬品に転用できるのでは、と期待している。

●別の研究者は、その効果を確定するにはさらなる研究が必要であると述べていますが、ほぼ毎日ヨーグルトを摂取している立場からすると、よきニュースであります。

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