カテゴリー「臨床検査」の12件の記事

2007年5月29日 (火)

カプセル内視鏡、日本発売へ

●プラスチック製のカプセルに小型カメラを内蔵した「カプセル内視鏡」が、日本で初めて発売されるそうです。

リンク: 国内初の「カプセル内視鏡」発売へ

●海外ではすでに使用されていますが、日本では初めてとのこと。小腸疾患の診断用で、カプセル内のカメラが撮影、無線で画像データを送信するそうです。

●ちなみにシステムの定価は743万円とのこと。じつは数か月前、とある場所で、カプセル内視鏡の実物を見ました。そのときの写真が、これです(↓)。撮っといてよかったかも。

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2007年4月 6日 (金)

がんの治療によって、かえってがんが転移しやすくなる可能性

●がんの手術や化学療法、放射線療法を行うと、かえってがんが転移しやすくなる可能性。

リンク: Treatment may fuel cancer's spread, study finds | Health | Reuters.

●この現象は、臨床的にはよく知られている事実ですが、どうやらその原因の1つは、TGF-βという体内物質(サイトカイン)にあるようです。

●米国の研究者が発表。がんのマウスに化学療法を行ったところ、TGF-βのレベルが上がるとともに、乳がんの肺への転移がみられた。しかし、TGF-βを阻害する抗体を投与したところ、転移は起こらなかった。

●研究者は、TGF-βを阻害する薬物を開発することによって、がんの再発を防ぐことができるだろうと述べています。また、今後は、どの程度TGF-βレベルがあがると、再発や転移が生じるのかを見極めたいとしています。

●もっとも、がんの転移や再発に関連する体内物質は、TGF-βだけではありません。研究者いわく、「TGF-βは氷山の一角に過ぎない」とのことです。

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2007年2月20日 (火)

遺伝子診断の簡便な方法が開発される

●30分以内で遺伝子診断ができる方法が開発された。

リンク: 血液1滴で遺伝子診断…理研など 30分以内に完了 : ニュース : 医療と介護 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).

●日本の研究グループが開発。ある種の遺伝子を高速で増やす特殊な酵素と、それ以外の遺伝子の増加を抑える別の酵素を判別、組み合わせることで、精度の高い遺伝子診断が30分以内に完了する手法を確立したという。

●血液は1滴あれば十分だそうです。記事によると、イレッサが効く人と効かない人の判別ができるなど、がんの遺伝子診断に利用できるようですが、研究が進めば、さらにさまざまな領域にも適用することが期待できるかもしれません。

●なんといっても、特殊な解析装置の必要がなく、方法が簡便であることが重要です。医療の現場では、広く普及しそうです。

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2006年12月 1日 (金)

75歳以上のドライバーに、認知機能の簡易検査が行われる

●75歳以上の高齢者に、認知症の有無や認知機能の低下を判定する「簡易検査」が導入される見通しになった。

リンク: 運転免許更新時の簡易検査 75歳以上軸に検討 : ニュース : 医療と介護 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

●現在、70歳以上から免許更新時には高齢者講習が義務づけられている。

●以前の調査では、70歳以上の高齢ドライバー4000人では認知症の疑いがある人が2.5%、認知症ではないが機能低下がある人が23.7%と、全体の25%に認知機能の低下がみられた。また、75歳以上に絞ると、これらの割合は34.2%に達したという。というわけで、75歳以上という線引きは、それなりに根拠があるようです。

●問題は、現在どこの町に行っても、歩いて行ける商店街は寂れる一方で、車を使わなければ買い物もできないようなショッピングセンターが幅を利かせているということです。商店街がとにかく好きな筆者としては、嘆かわしい限りです。

●商店街を守る規制が廃止されたことが、こうした状況を生んでいます。規制はいけない、自由だ、改革だという論理はほぼ常に、強者のほうを向いています。10年、20年経って取り返しのつかない状況になったとき、誰か責任をとってくれるかな?

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2006年10月31日 (火)

血液検査でアルツハイマー病がわかるかも

●アルツハイマー病が血液検査でわかるようになるかもしれない。

リンク: BBC NEWS | Health | Hope for Alzheimer's blood test.

●英国の研究者が、アルツハイマー病患者と健康は人では、血液中の2つのタンパク質レベルが変わっていることを発見した。

●アルツハイマー病患者に特有なタンパク質レベルを血液検査で測定することで、アルツハイマー病の早期発見・早期治癒が可能になると、期待されている。

●研究者は、研究はなお初期段階にあり、さらなる研究が必要であるといっている。アルツハイマー病の検査としては、記憶力テストや画像検査などが一般的に行われている。脊髄液を採取して、タウ蛋白を測定する方法もある。記憶力テストや画像検査は比較的安全であるが、血液検査と脊髄液採取を比べれば、血液検査が非常に簡便かつ安全であることはいうまでもありません。

●アルツハイマーの治療には、行動療法のほか薬物療法も行なわれていますが、進行を止めるには「脳を刺激する」ことが有効であるとされています。自宅に閉じこもってテレビばかりみていると、確実にぼけてしまうようですよ。

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2006年10月20日 (金)

国民の90%以上が不健康?

●厚労省が定めた検査基準値に従うと、男性の98%、女性の92%が「不健康」になる。

リンク: 男98%、女92%が「不健康」…08年度導入の新基準で判定なら : ニュース : 医療と介護 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).

●メタボリック・シンドローム(内臓脂肪症候群)が、心臓病や脳卒中などの原因になるとして、厚労省は2008年より、40~74歳の加入者に保健指導を行うことを義務づけている。この基準値として、本年6月に空腹時血糖100、中性脂肪150、最高血圧130などを設定したが、この数値に基づくと、1項目でも基準値以上となる人は、男性の98%、女性の92%にも達することが明らかになった。

●研究者は、本来健康的な人まで異常と判定され、健康不安を助長する恐れがある、と指摘している。

●医学では「病気をみて人をみない」という風潮を改善するために、医学教育をはじめとするさまざまな取り組みが行われています。厚労省の数値は、「数字をみて人をみない」ものです。また、健康不安をあおることで、どんな影響が生じるかについても推測する必要があるかもしれません。エクササイズにも薬にも、お金がかかります。

リンク: 「健康日本21」目標達成 危うい : ニュース : 医療と介護 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).

●厚労省は2000年に、国民の健康保持を目的とした「健康日本21」を発表しています。生活習慣病などの予防医療を重視した政策で、目標数値を決め、10年度をめどに達成を目指していましたが、肥満、運動習慣などで、当初より数値が下回っていることが明らかになりました。

●この2つの記事は、関連があるかもしれません。思ったとおりにならなかったので、単純に制約をきつくしたようにみえます。お役所仕事?

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2006年9月 1日 (金)

日赤が採血法を変更

●日赤の採血法が変更される。

リンク: 献血時の細菌汚染を防止…日赤が採血法変更 : ニュース : 医療と介護 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

●献血時の採血法が来年度中に切り替わる。採血用の針を刺したときに、切れた皮膚が皮膚に混じって細菌汚染を生じることがある。

●新たな採血法では、採血の最初の血液25mLを除去できるチューブを利用する。除去した血液は、別の検査に用いるそうです。

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2006年8月25日 (金)

健診での胸部X線検査、一部廃止?

●健康診断における胸部X線検査(レントゲン)が廃止・制限されるかもしれない。

リンク: 胸部X線検査:「40歳未満は省略」 「5年ごと」検査提言--厚労省検討会-健康:MSN毎日インタラクティブ.

●現在、労働安全衛生法に基づく定期健診では、胸部X線検査が義務づけられているが、これを廃止し、40歳未満では5年ごとに行うことを、厚労省の検討会が提言した。

●胸部X線検査は肺や心臓の形状をみる検査である。戦後の労働衛生のなかで、この検査は主に結核のスクリーニングとして使用されてきたが、現在、結核の罹患は、他疾患との合併症でないかぎり、あまりみられなくなっている。

●健診の技術は進歩し、非侵襲的な方法としては、CTやMRI、PETやSPECTといった技術が開発されている。しかし、どれも高価であり、疾患のスクリーニングには利用できないのが現状である。その一方で、スクリーニングとして利用されてきた胸部X線や胃部X線の有用性は、疑問視されている。

●新たな「健診セット」が提案される日も、そう遠くないかもしれません。

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2006年7月 7日 (金)

高齢男性の生存にかかわる2つのリスク

●高齢男性が今後4年間に死去するかどうかは、心臓に関する2つのリスク要因を用いることで決定できる可能性がある。

リンク: Vascular disease risk factors may predict mortality - Yahoo! News.

●その2つの要因とは、頸動脈のプラーク(動脈内部にできた堆積物)と、免疫系のタンパク質であるインターロイキン-6のレベルである。

●オランダのチームが、高齢男性の死亡につながるリスクを明らかにすることを目的に、研究を行った。

●403人の高齢男性を対象に、免疫系および動脈硬化の状態を調べた。研究中、男性の19%(75人)が48か月以内に亡くなり、そのうち31人が心疾患だった。

●この結果をふまえて研究チームは、インターロイキン-6のレベルと、頸動脈硬化の状態が、死亡に関連すると結論づけている。逆にいえば、これまで一般的と考えられていた要因、つまり年齢、コレステロール、血圧、糖尿病などは、この年代の死亡との因果関係は認められなかった。

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2006年4月20日 (木)

CRPが高いと大腸がんになりやすい

●CRP値が高いと大腸がんのリスクが高くなる。

リンク: 体内炎症、大腸がんの黄信号…厚労省調査 : ニュース : 医療と介護 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).

●CRP(C-reactive protein)は通常の血液検査に含まれる項目で、体内で炎症があったり、組織の崩壊があった場合に増加する蛋白質。炎症マーカーとして用いられる。

●このCRP値が高いグループと低いグループを比べると、高いグループのほうが大腸がんになるリスクは1.6倍高かったという。

●大腸がんのリスクが高い人をスクリーニングして、予防対策するのに重要になるだろうと、研究者は言っています。

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